臨月(妊娠36週から39週6日)に入ると、多くの妊婦さんはさまざまな身体の変化を経験することがあります。特に「お腹がゆるい」と感じることが多く、これは単に体調や食生活の変化ではなく、出産の兆候であることもあるため、特に注意が必要です。

臨月のお腹のゆるさの原因

臨月にお腹がゆるくなる理由はいくつかあります。

  1. ホルモンの変化
    妊娠中に分泌されるホルモンの影響で腸の動きが活発になり、下痢が起こりやすくなります。特に、リラキシンというホルモンが腸壁を柔らかくするため、便が柔らかくなることが多いです。

  2. 子宮の圧迫
    赤ちゃんが成長するにつれて、子宮が腸を圧迫します。この圧迫により腸の運動が変わり、便通が緩くなることがあります。

  3. ストレスや不安
    出産を控えた不安や緊張が身体に影響を与え、この結果としてお腹がゆるくなることがあります。

臨月における他の症状

臨月には、下痢だけでなく、さまざまな症状が見られることがあります。以下は、主な兆候のリストです。

症状 説明
陣痛 陣痛が始まる前の前駆陣痛が起こることがあります。
お腹の張り uterine contractions may occur.
胎動の変化 胎動が増えたり、位置が変わったりします。
体重の急増 妊娠後期には体重の増加が見られることがあります。
おりものの変化 おりものの量や質が変化することがあります。

出産の兆候かも?

臨月にお腹がゆるいという症状は、出産が近いサインである場合もあります。以下の特徴が見られた場合は注意が必要です。

  1. 頻繁なお腹の痛み
    下腹部に痛みを感じることがある場合、これは出産が近い証拠かもしれません。

  2. 出血やおしるし
    陣痛が始まる前におしるしが見られた場合、もうすぐ出産が始まる可能性が高いです。

  3. 破水
    お腹がゆるい状態に加えて破水することがあれば、至急医療機関に連絡する必要があります。

臨月 症状

臨月に関連するFAQ

Q1: 臨月に下痢になったらどうすればいいですか?

臨月に下痢が続く場合、食事に注意を払い、消化の良いものを選ぶことが大切です。しかし、頻繁な下痢や腹痛が続く場合は、必ずお医者さんに相談してください。

Q2: 臨月にお腹の張りを感じるのは正常ですか?

お腹の張りは通常の妊娠の一部であり、特に臨月にはよく見られます。ただし、痛みを伴う場合や、張りが強くなる場合には注意が必要です。

Q3: 出産が近いときに気を付けるべきことは?

出産が近いと感じた場合は、必要な物品を準備し、出産計画を見直しておくことが重要です。また、医療機関へのアクセスを確認しておくこともおすすめです。

まとめ

臨月に入ると、ホルモンの変化や赤ちゃんの成長に伴い、様々な身体の変化が現れます。それは時にはお腹がゆるくなる形で表れ、出産が近いサインであることも。もし、異常を感じた場合は早めに医療機関に相談することをお勧めします。臨月を安全に乗り切るためには、自身の身体の声に耳を傾け、必要に応じて専門家の意見を取り入れることが重要です。

参考リンク: kosodate LIFE

投稿者 高橋 由紀